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zoom RSS ソロモンの「海」

<<   作成日時 : 2007/03/14 23:46   >>

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彼は鋳物の「海」を作った。直径十アンマの円形で、高さは五アンマ、周囲は縄で測ると三十アンマであった。
-- 旧約聖書 列王紀上 7:23 (新共同訳)

直径が 10で、周囲が 30 ということは、円周率は 3 ? この件については、以前 "Pi in the Bible" という題のページで、面白そうなことが書いてあったので、あとで読もうと思ってブックマークしていたが、そのうちリンクが切れてしまった。今、 "Pi in the Bible" で検索すると、そのタイトルを持つページがずらりと並ぶ。そのうちのどれかだったのかどうかはもはや思いだせない。

『アシモフの聖書入門』(Asimov's Guide to the Bible) もこの件をとりあげていた。
The explanation is, of course, that the Biblical writers were not mathematicians or even interested in mathematics and were merely giving approximate figures. Still, to those who are obsessed with the notion that every word in the Bible is infallible (and who know a little mathematics) it is bound to come as a shock to be told that the Bible says that the value of pi is 3.
(その理由は、もちろん、聖書の書き手は数学者ではないし、数学に興味があるわけでさえなかったので、おおよその数字を書いているだけだということだ。それでも、聖書にはひとことの誤りもないという考えにとりつかれた人(で、数学をちょっと知っている人)にとって、聖書が円周率の値は 3 だと言っていると知るのは、きっと衝撃だろう。)

本文には、「円周率は 3 だ」と書いてあるわけではないが……。一語たりとも誤りはないという仮定に立てば、そういうことになるかもしれない。
「列王紀」の前後の節には、いろいろな物の寸法が書いてあるが、だいたい有効数字は2ケタぐらいではないか、 これを書いた人は、あまり細かい数字に関心を持っていないのではないかという印象を与える。普通の本なら、「ただ大雑把に書いているだけ」で終わりになるところだが、そこが聖書なので、そうもいかないとすれば、どんな説明が考えられるだろうか。

「縄で測ると」とわざわざ書いてあるので、それはきっと 1アンマごとに印のついた縄で……これではやはり「大雑把に書いているだけ」だ。

その「海」と称するものは、縁に飾りがついていたそうなので、外側はでこぼこで測りにくいので、円周は内のりを測ったのかもしれない。それに対して、直径のほうはいちばん端まで測ったとすれば、一応説明はつくのではないか。

それにしても、仮にこの部分が「直径十アンマ、周囲は三十一アンマと十分の四」と書いてあったとしても、それが正確な円周率を与えていないことには、なんの変わりもないのだが……。

"Pi in the Bible" で出てくるページのいくつかをみると、当然だが、上のようなことは、だいたい、すでに書かれていた。

他にも、数秘術的に、原文の単語を数値におきかえているページなど、いろいろあるようで、よく調べればもっと面白い説が出てくるかもしれない。
Asimov's Guide to the Bible: The Old and New Testaments/Two Volumes in One
Asimov's Guide to the Bible: A Historical Look at the Old and New Testaments

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