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「出典」としていろいろな書物があげられている言葉である。古そうなほうから見ていくと、 『晏子春秋』: 広辞苑は、この書物にある「猶懸牛首于門而売馬肉于内也」に基づくとしている。「羊頭・狗肉」そのままの形ではないが、「もとになった話」はこれである、と説明されていることが多い。 「後漢の光武帝の詔書」: 「羊頭・馬脯」の語が出てくるそうで、これがもとになっているという説明も見られる。これ自体はどこに書いてあるのかわからないが、『後漢書』の注に「懸牛頭賣馬脯」というフレーズは出てくる。 『無門関』: ネットで検索すると結構ある。これは南宋の書物で、「懸羊頭賣狗肉」のフレーズがある。同じく南宋の『五燈會元』にもあり、「出典」としてあげられることがある。『五燈會元』は「竜頭蛇尾」の出典となっていることもあり、そのまた「竜頭蛇尾」にはいろいろな仏教関係の書物が出典としてついてくる。仏教では、このての表現が好まれたということなのかもしれない。 『恒言録』: 新字源はこれをあげている。「羊頭・狗肉」の形で出ているらしいが、これは清代の本で、ことわざを集めたものなので、これが「もとになっている」わけではない。 『晏子春秋』の場合でも、「(よくない風俗だからと禁止しておいて、宮中でそれをやるのは)、牛首をかかげて馬肉を売るようなものです」というたとえ話であり、不埒な肉屋の話ではないので、本当にここからその表現が生まれたのかどうかはわからないが、とにかく古い話ではある。「羊頭・狗肉」の形で確認できるものをさがすと、時代が下ってしまうのだろう。 常套句に必ずしも「故事」があるわけではないので、「羊頭狗肉の故事」という説明は、そもそも、適切でないのかもしれない。しかし、語感としては、なんとなく、「鶏鳴狗盗」のような物語があってほしいような気もする。 ほかにも、『無門関』や『恒言録』に「羊頭・馬肉」と書いてあるとか、いろいろ混乱した説明が見られるが、なぜか「豚」はほとんど関与していない。豚は偽装しにくいのだろうか。もっとも、「羊頭・豬肉」で検索すると、実際に豚肉を羊肉に偽装していたというニュースなどは出てくる。 猫や段ボールについては、調べていない。 |
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出典なのか, たんなる初出例なのかは, 判別がむずかしいですね。恒言録は, 晏子春秋と光武帝の詔を引いた後に, 「今は牛と馬でなく, 羊と狗に変わっている」と指摘しているので, そこが重要なのでしょう。光武帝の詔に羊が出てくるのは何かのまちがいと思われます。 |
massangeana 2007/08/01 21:56 |
>恒言録 |
風鈴’ 2007/08/02 01:51 |
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