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<<   作成日時 : 2007/09/11 23:57   >>

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Language Log9月7日の記事で「イギリス英語で "white goods" はどういう意味か」という「クイズ」が出された。選択肢を見ると、六番目に、"Household appliances such as washing machines or refrigerators that are often painted white." と、日本でいう「白物家電」とほぼ同じ意味のものがある。解答編では、これが正解となっていた。

white goods を「ランダムハウス英和大辞典(第2版)」でひくと、三番目の意味として、「(白く塗った)大型の家庭用品。白物(冷蔵庫、ストーブ、洗濯機など)。」と書いてある。Random House Webster's には "large household appliances, as refrigerators, stoves, and washing machines." とあるので、これがベースになっているのだろう。

ほかに「リーダーズ」「ジーニアス」「プログレッシブ」などを(古い版もあるが)適当にひいてみたが、だいたい同じことが書いてあり、どれもとくにイギリス英語であるとは書いていない。 また、Random House 以外のアメリカ系の英語辞典、とくに American Language と銘打ったものにも white goods は 冷蔵庫などと書いてある。

しかし、かりにも「クイズ」として出題されるからには、実際にはアメリカ英語としては、流通していないということなのだろうか。

興味深いのは、この件について寄せられた読者からの情報で、日本語のほか、トルコ語、デンマーク語、オランダ語などにも同じ構造で同じ意味の言葉があることが報告されている。また、「シアーズのスタッフは使っていた」という報告も寄せられ、結局は、アメリカ英語でないとはいえないという結論に達したようだ。

日本語の「白物」が英語の white goods の直訳であるのかどうかも、確実な根拠は今のところ見つからないが、感じとしてはそうであるように思える。ただし、英語の white goods は、電気製品とは限らないらしいので、意味範囲は微妙に違うようだ。

いろいろな言語にあるのも、やはり英語の影響かと思うが、その一方で、英語圏では、必ずしも通用していないというのは面白い。どうも、イギリス英語とかアメリカ英語とかいうよりも、これは「業界用語」なのではないかという気もするが、英語辞典にはとくにそうは書かれていない。

日本語の場合は、「白物」はよく新聞で見かけるし、「一般的な用語」とも言えそうだが、やはり一種の「業界用語」である。こういった言葉については、たずねる相手によって「一般に使われている」「きいたことがない」の両極端の報告が出てくる可能性がある。ちなみに広辞苑に載っている「白物」は、家電ではなく、「(女房詞)(1)白酒。 (2)塩。〈日葡〉 (3)豆腐。」という意味だった。

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