風鈴’別館

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<<   作成日時 : 2008/02/17 17:33   >>

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一年ほど前に、「中国の珍ニュース」としてちょっと話題になった事件。「十大宝物」というテレビ番組(「お宝鑑定」のようなものらしい)で、箱にはいった「二千数百年前の貴重な青銅鏡」を、アシスタントの女性が手に持って、観客に見せようとしたところ、いきなり箱から鏡が落ちて割れてしまうという、とんでもないハプニングがあったという。

いったいどうやって事態を収拾したことやら、結局よくわからなかったが、いくつかの記事は、この鏡は「炒作」かもしれないと書いていた。この「炒作」という語、辞書に出ていないのだが、中国語のニュース記事を検索するとたくさん出てくる。「悪意の炒作」とか、「マスコミの炒作にすぎない」とかいった文脈が多く、「でっちあげ」とか「やらせ」と訳しても意味が通るような感じもする。

では、その鏡は「ニセモノ」だったということなのだろうか。雰囲気で読んでいる分にはいいが、もし、翻訳という作業で、その訳語をつかうのであれば、重い判断になる。実際のところ、日本語としては何があてはまるのだろうかと、いろいろな文脈を眺めていたが、いまひとつよくわからず、なんとなくトリッキーな語であるという印象を持ったまま放置していた。

ところが先日、またこの語が出てきた。中国のメディアが「日媒体炒作“毒餃子”事件」という表現をしたところ、テレビ朝日が、これを「日本のメディアが毒ギョーザ事件を捏造している」と訳して報道したため、ちょっとした騒ぎになったらしい。ZAKZAK の記事によると、テレビ朝日の立場は、「『捏造』といった意味合いで使われることもある」「誤訳や誤報に当たらない」というものである。

やはりこの語は、ちょっと曲者だったようだ。発売されたばかりの『超級クラウン中日辞典』は、「有力新聞3年分の全記事からなる中国語コーパスを活用」したというだけあって、この語をのせている。意味は、「誇大な宣伝やキャンペーンをする」となっていた。……で、結局、あの鏡の正体はいかに?

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