サンダルの大発明

最近アイデア商品のチラシで見たものの中で、ちょっと記憶に残っていたのが、「前からも後からもはけるサンダル」。布団など大きなものを持って、何度もベランダに出る時に便利、というもので、「たしかに便利かも」と思ったが、わざわざ取り寄せて買うところまではいかなかった。店頭で見かけたら買っていた可能性もある。

しばらくして、全然別のきっかけで星新一のエッセイ『進化した猿たち』を再読していたら、「どちら側からも足を突っ込める」サンダルやスリッパの話が出てきた。なんと著者自身が、「人類が無駄に費やしているエネルギーを大幅に節約する画期的な発明」として、特許を申請しようとしたという。
しかし、「このアイデアは数十年前に出願があり、今では特許の期限ぎれの状態」と言われてしまう。で、「この型のサンダルを見かけたことのない点から察すると、商品としても売れないものらしい」などと書いてある。

やはり便利なようでたいして便利ではないものなのかもしれない。

検索してみると、現在この種の商品は少なくとも二種類ある。
ひとつは、ベルト状の部分が真ん中についていて、前後に傾くようになっているもの。普通のサンダルに比べてそれほど長いわけでもないらしい。
もうひとつは、ベルト状の部分が両端にあって、片方はかかとでつぶす形になるもの。

おそらく「数十年前の出願」にはない新しい工夫がこらされた商品なのだと思うが、検索した感じとしては、飛ぶように売れているという気配でもない。この分野ではまだ新たなブレイクスルーが待たれている?

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